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切り抜きAIおすすめ5選【無料あり】配信動画を自動でショートに

切り抜きAIおすすめ5選【無料あり】配信動画を自動でショートに

この記事は、AIハイライト検出ツール「KIRARI」の開発チームが執筆しています。切り抜き動画の制作を自動化するツールを開発する中で得た知見をもとに、各ツールの特徴と使い分けをまとめました。

切り抜きAIで切り抜き動画を自動作成すると、どこまでが自動になるのか。配信のURLを貼れば、見どころ探し、カット、字幕、縦型化までは自動で進みます。残るのは候補の取捨選択と、サムネイルと題名です。日本語の字幕がそのまま使えるかは、ツールごとに差があります。手作業だと1本に3〜5時間かかり、いちばん重いのは1時間の配信から面白い2分を探す工程です。

2026年現在、この「探す作業」をAIに任せられる切り抜きAIツールが増えています。この記事は、同じ配信60分を実際に各ツールへ入れて比べた結果をもとに、自分に合う切り抜きAIツールの選び方をまとめたものです。

先に結論

配信の切り抜きなら、まず見るべきは「配信のどこが盛り上がったか」を見つけられるツールです。

  • 配信の候補探しを短縮したいなら、ライブチャットや会話の流れを見られるKIRARIが向いています。
  • 字幕の細かい編集を重視するなら、VrewやCapCutのような編集寄りのツールが合います。
  • 英語圏の対談・ポッドキャストから縦型ショートを量産したいなら、Opus Clip系のツールが候補になります。

KIRARIは配信URLから見どころを見つけ、縦型ショートを字幕付きの下書きにします。チャンネルを登録すると、配信が終わるたびに自動で分析して候補まで作ります。仕上げはブラウザで整えて、YouTubeへ直接出せます。

AIを使えば切り抜き動画はどこまで楽になる?

手作業だとこれだけ時間がかかる

手作業で1本作る場合の内訳です。

作業手作業の目安何がしんどいか
ハイライト探し1〜2時間全編を見直す必要がある。一番時間がかかる
動画カット・編集30分〜1時間前後の繋ぎ、テンポ調整
字幕・テロップ1〜2時間手打ちの単純作業。長さに比例して増える
サムネイル作成15〜30分素材選び、文字入れ
合計3〜5時間

週3本投稿しようとすると、切り抜き作業だけで毎週9〜15時間。副業でやっている人にとっては、ほぼ限界のペースです。

切り抜き動画の自動作成でできる範囲

KIRARIを例に、工程ごとに自動になるかどうかを見ます。

工程自動になるか何が起きるか
見どころ探し○ライブチャットの盛り上がりと文字起こしから候補を出す
カット○候補ごとに、始まりと終わりが決まった状態で出てくる
字幕○日本語の字幕が入った下書きになる
縦型化○縦型ショートの形で作られる
投稿△YouTubeへ直接出せる。限定公開や非公開、予約公開も選べる
サムネイル・題名×自分で決める
切り抜き動画の制作時間の比較。手作業3〜5時間に対しAIで10〜15分

切り抜きAIツールおすすめ5選

まず、「自分にはどのツールが合うか」の早見表です。

VTuber・ゲーム配信

候補探しを短縮したいなら KIRARI

ライブチャット / 会話の流れ / 日本語配信

長時間配信から見どころを見つけて、縦型ショートを字幕付きで下書きまで作りたい人向けです。

英語圏・対談動画

縦型ショート量産なら Opus Clip

ポッドキャスト / 対談 / Shorts・Reels

英語動画から短尺クリップをまとめて作りたい人に向いています。

字幕を整えたい

字幕編集中心なら Vrew

字幕修正 / フォント調整 / 横型切り抜き

切り抜く場所は自分で決め、字幕を丁寧に仕上げたい人向けです。

スマホ編集

手動編集もするなら CapCut

スマホ / エフェクト / BGM / テンプレート

AI任せではなく、自分で細かく編集したい場合に便利です。

こんな人におすすめツール料金日本語
VTuber・配信の切り抜きをやりたいKIRARI無料+$9/月〜◎
英語圏の動画を扱う / バズを狙いたいOpus Clip無料枠あり△
字幕編集をじっくりやりたいVrew無料(月120分)◎
とにかく手軽に試したい2short.ai無料プランあり(月30分)△
自分で細かく編集もしたいCapCut無料○
用途別のツールの選び方。配信の切り抜きはKIRARI、英語動画はOpus Clip、字幕編集はVrew、スマホはCapCut、手軽さは2short.ai

① 配信の切り抜きをやるなら KIRARI

KIRARIは、YouTubeやTwitchの配信アーカイブのURLを貼るだけで、AIが見どころを自動で見つけ、字幕付きの縦型ショートまで自動で作る切り抜きAIです。チャンネルを登録しておけば、URLを貼らなくても、配信が終わるたびに自動で分析してショートの候補まで作ります。ほかのツールとの違いは、ライブチャットの盛り上がりを分析に入れている点です。配信を見ていた人が実際に反応した場所が手がかりになるので、視聴者とのやり取りで生まれた面白さを拾えます。

できること:

  • YouTubeの配信アーカイブや動画、TwitchのVODのURLを入れると、見どころを自動で検出
  • チャンネルを登録すると、配信が終わるたびに自動で分析してショートの候補まで作る(URLを貼る手間なし・Creator以上)
  • ライブチャットの盛り上がり(コメントが急増したタイミング)も分析に使う
  • 候補ごとに理由・スコア・字幕情報を確認
  • 選んだハイライトから、縦型ショートを字幕付きで下書きまで自動生成(仕上げは自分で微調整)

自動になる範囲は2段階あり、そのあと投稿までつながります。

  • 配信URLを貼るだけ:YouTubeかTwitchの配信アーカイブのURLを貼ると、見どころ探しから字幕付きの縦型ショートの下書きまで進みます。Twitchのアーカイブを切り抜く手順はTwitch切り抜きAIの記事にまとめています。
  • 配信が終わるたびに自動:チャンネルを登録しておくと、配信が終わるたびに新しいアーカイブを自動で見つけて分析し、そのままショートの候補まで作ります。URLを貼る手間もなくなります(Creator以上のプラン)。1か月に作る本数の上限も決められます。
  • 投稿はYouTubeへ直接:仕上げたショートを、その画面からYouTubeへそのまま出せます。限定公開や非公開で置くことも、公開日時を決めて予約することもできます。出し先はYouTubeだけです。

向いている人:

  • 自分の配信を切り抜きたい人、切り抜きチャンネルをこれから始めたい人
  • 「面白い場所を探す」作業に最も時間がかかっている人
  • 日本語の配信を扱う人

注意点:

  • ライブチャットのない動画では、手がかりが文字起こしだけになる
  • 検出されたハイライトがそのまま使えるとは限らない。自分の目で「これは面白い」と判断する作業は必要
Tip

KIRARIはログインなしで試せます。配信のURLを貼ると、投稿しやすい上位2本のショートを自動で作ります。無料登録すると2本とも編集でき、書き出しを1回利用できます。対象は3時間までの配信です。料金はFreeのほか、月額$9(Starter)から。詳しくは料金ページを参照してください。

無料で試せます

配信URLを貼るだけ。
AIが見どころを見つけて、縦型ショートを字幕付きで下書き。

ライブチャットの盛り上がりと字幕をAIが分析。見どころを選んで縦型ショートの下書きまで自動生成、仕上げは自分で整えられます。日本語配信が主戦場の人向けです。

② 英語の動画を扱うなら Opus Clip

Opus Clipは、長い動画から縦型ショートを自動生成する米国のツールです。公式サイトによれば利用者は1,600万人で、AI切り抜きというジャンルを作った存在です。

向いている人:

  • 英語の対談・ポッドキャスト・セミナーを縦型にしたい人
  • 顔出しで話す動画が中心の人
  • 予約投稿やB-Rollまで含めて、ショートの運用をひとつのツールで済ませたい人

日本語の配信では、字幕と構図がそのまま使える形になりにくいです。料金、使い方、同じ配信60分を入れた実測は「Opus Clipは日本語で使える?料金・使い方と実力」にまとめています。

③ 字幕の編集をじっくりやるなら Vrew

Vrewは、韓国のVoyagerX社が開発するAI動画編集ツールです。他のツールが「ハイライトの発見」を自動化するのに対し、Vrewは「字幕の作成と編集」に特化しているのが特徴です。ドキュメントを編集するような感覚で字幕を直せるUIが好評で、日本語での利用者も多いです。

できること:

  • 動画を読み込むとAIが音声を認識し、字幕テキストを自動生成
  • テキストエディタのように字幕を編集できる独自のUI
  • 無音部分を一括カット(間延び防止に便利)
  • 字幕のフォント・カラー・アニメーションを細かくカスタマイズ可能

向いている人:

  • 字幕のフォント・色・サイズを自分で細かく調整したい人
  • 通常の横動画(3〜10分の切り抜き)を作る人
  • 無料でしっかり使いたい人

注意点:

  • ハイライトの自動検出機能はない。「どこを切り抜くか」は自分で決める必要がある
  • 無料プランは月120分の音声分析制限
  • PC版のみ(スマホ非対応)
Point

Vrewは「ハイライトを自分で選んで、字幕を効率よく付ける」ツールです。ハイライト検出まで自動化したい場合は、KIRARIでハイライトを見つけてからVrewで字幕を仕上げる、という使い分けもできます。

④ 手軽に試すなら 2short.ai

2short.aiは、YouTube動画のURLを貼るだけでショートクリップを生成するツールです。

できること:

  • URLを入力するだけでAIがクリップを生成
  • 字幕の自動付与、縦動画への自動変換
  • 複数プラットフォーム向けのフォーマットを一括書き出し

向いている人:

  • 「まずAI切り抜きを試してみたい」という初心者
  • とにかく操作がシンプルなツールがいい人
  • Shorts / TikTok向けの短尺クリップを量産したい人

注意点:

  • 日本語の字幕精度は英語に比べて落ちる
  • 検出されるクリップの質にばらつきがある
  • 無料プランの分析時間は月30分まで。超える分は有料プラン(月額$9.90〜)が必要

日本語動画での実力・料金・使い方の詳細は「2short.aiの使い方・料金・日本語での実力|正直レビュー」で検証しています。

⑤ 自分で編集もするなら CapCut

CapCutは、ByteDance(TikTok運営元)が提供する無料の動画編集ツールです。

できること:

  • AI自動字幕(日本語対応)が無料で使える
  • 豊富なテンプレートとエフェクト
  • スマホ・PC両対応。TikTokとの連携がスムーズ

向いている人:

  • 字幕だけでなく、エフェクトやBGMも含めてしっかり編集したい人
  • スマホだけで作業を完結させたい人
  • すでにTikTokに投稿している人

注意点:

  • ハイライトの自動検出機能はない。切り抜く場所は自分で決める
  • 長尺動画(10分以上)はスマホ版だと処理が重くなることがある
  • AI機能は便利だが「全自動で切り抜き」はできない

切り抜きAIツール5選を機能別に比較

KIRARIは自社なので、記号での評価は付けていません。

機能KIRARIOpus ClipVrew2short.aiCapCut
ハイライト自動検出ライブチャットと文字起こしから検出○×○×
縦型ショート生成字幕付きの下書きまで◎△(手動)◎○
字幕自動生成日本語の字幕を自動で入れる○◎○◎
日本語精度日本語の配信を前提に開発△◎△○
VTuber配信対応ライブチャットを分析に使う△△△△
手動編集生成後にブラウザで調整△◎△◎
料金無料+$9/月〜無料枠あり月120分無料月30分無料無料
スマホ対応専用アプリなし。ブラウザで使う(編集はPC向け)○(iOS)×○◎

Opus ClipのスマホアプリはiOS版が公式ページに出ています(2026年9月時点)。

この○×だけでは日本語の配信でどうなるかがわからないので、同じ配信を実際に入れました。

同じ配信60分で海外3社とKIRARIを実測した結果

2026年9月4日に、日本語のゲーム配信(パーティーゲーム、72分)の冒頭60分を1本のファイルにして、Opus Clip、Vizard、Klap、KIRARIに入れました。VizardとKlapは、日本でも検索の多い海外の切り抜きAIです。条件はVizard、Klap、KIRARIが無料枠、Opus ClipだけProの7日間トライアルです。

評価は、当日に画面を見ながら書いたメモを○△×の3段階にし、理由を一行添えたものです。自社のKIRARIは事実の列だけで、評価は付けていません。

Opus ClipVizardKlapKIRARI
処理時間(60分)32分15分27分5分
候補の本数39本(Proトライアル)10本(無料で見られる分)30本(無料で生成された分)6本
見どころの選び方△ 反応の大きい所を切り、話がつながらない△ 同じ傾向○ 話の区切りは3社で一番良い自社なので評価しない
字幕× 叫びの場面で書き起こしが同じ文字の繰り返しになる△ 3社では一番自然。そのままは出せない× 語の途中で割れ、タイミングも合わない自社なので評価しない
構図△ 顔出しが前提。ゲーム画面と両立しない× 配信者の映像が隅に小さく残る× 極端に寄る自社なので評価しない
無料の透かしありありなしなし

透かしの欄は各社の無料枠の仕様です。Klapは公式ページに無料でも透かしは入らないと書かれていますが、今回書き出したファイルには透かしが入っていました。

確認した候補の中に、そのまま投稿できるものは3社とも1本もありませんでした。共通していたのは3点です。日本語の叫びや笑いの場面で書き起こしが崩れること。字幕が語の途中で割れること。構図が顔出しのトーク動画を前提にしていて、ゲーム画面と配信者を両方見せる配信では使える形にならないことです。

一方で、海外3社はどれも英語の対談や顔出しの動画には強い作りで、処理の速さと候補の本数は日本語の配信でも変わりません。英語の動画が素材なら、この3社が候補になります。画面つきの詳しい記録は「Opus Clipは日本語で使える?料金・使い方と実力」と「Vizardの料金・使い方と日本語対応」にあります。

3社それぞれの良かった点も書いておきます。Opus Clipは候補にタイトルが自動で付き、Premiere用のXMLで書き出せて、SNSへ直接投稿もできます(公式ページによれば入力は最長10時間)。Vizardは60分の処理が15分と3社で一番速く、候補ごとに日本語で「なぜ伸びそうか」のメモが付き、無料でも720pで書き出せます。Klapは話の区切りが3社で一番よく、予約投稿と分析の画面があります(公式ページによれば入力は最長4時間)。

実際にAIで切り抜き動画を作ってみた

ここでは、KIRARIを使って配信から見どころを見つけ、縦型ショートを字幕付きで下書きし、自分で仕上げるまでの流れを紹介します。

KIRARIの3ステップ。Step 1は配信URLの入力、Step 2はハイライトの確認、Step 3は縦型ショートの生成と仕上げ

Step 1. 配信のURLを入力する

KIRARIにログインしたら、切り抜きたい配信(YouTubeのアーカイブかTwitchのVOD)のURLを貼り付けて「分析開始」を押すだけです。あとはAIが自動で処理を進めます。

Step 2. AIが検出したハイライトを確認する

数分後、分析結果が表示されます。AIが「ここが盛り上がっている」と判断した場面が候補として並びます。2026年9月4日に60分の配信を入れたときは6本でした。

各ハイライトには以下の情報がついています:

  • どんなシーンかの要約テキスト
  • 開始・終了の時間
  • チャットの盛り上がり度(ライブ配信の場合)

候補を全部使う必要はなく、自分で見て面白いと思ったものだけを選びます。

Step 3. 縦型ショートを生成して仕上げる

使いたいハイライトを選んだら、縦型ショートを字幕付きで下書き生成できます。あとは字幕の文言や構図を自分で微調整して仕上げるだけです。

ここまでの所要時間は、分析の待ち時間を含めて約10〜15分です。手作業で3〜5時間かけて全編を見返していたことを考えると、大幅な時短になります。

使ってみて感じたこと

AIが提案するハイライトは「確実に盛り上がっているシーン」が中心です。チャットのコメントが急増したタイミングや、配信者のリアクションが大きいシーンが正確に拾われる印象です。

一方で、静かだけど面白いシーン(ボソッと言った一言が刺さる、文脈を知っている人には爆笑できるなど)はAIが見逃すこともあります。最終的には、AIが出した候補の中から自分が「これだ」と思う3〜4本を選ぶ使い方になります。

Tip

サムネイルと題名は自分で決めます。この2つは再生数に直結する部分で、AIが出した候補にここだけ手を入れるのがいちばん割に合います。

編集まで毎回自分で行うのが重い場合は、AIで候補時間と字幕の初稿だけ作り、仕上げを編集者に依頼する方法もあります。外注費の目安や依頼前に準備すべきものは「切り抜き動画の外注・代行相場とAI活用」で詳しく整理しています。

切り抜きAIツールを選ぶ3つの基準

どのAIツールを使うか迷ったら、以下の3点を基準に選んでください。

① 日本語にちゃんと対応しているか

海外製ツール(Opus Clip、2short.ai等)は英語の認識精度が高い一方で、日本語の字幕精度は落ちることが多いです。字幕がズレていたり、誤認識が多かったりすると、結局手直しに時間がかかって「AI使ったのに楽にならない」ということになりかねません。

日本語の配信を切り抜くなら、日本語を前提に開発されたツール(KIRARI、Vrew、CapCut)を優先するのが無難です。

② 自分の動画ジャンルに合っているか

ツールによって得意なジャンルが異なります。

  • VTuber・ゲーム配信の切り抜き → ライブチャットの盛り上がりを分析に使うKIRARI
  • ポッドキャスト・対談系 → 話者の顔を追跡してくれるOpus Clipが便利
  • ビジネス系・教育系 → 汎用的なVrewやCapCutで十分

「とりあえず有名だから」で選ぶと、自分のやりたいことに合わなくて乗り換えることになります。無料枠で1本入れて、候補の当たり方を見てから決めれば十分です。

③ 無料でどこまで使えるか

ツール無料でできること有料の目安
KIRARI配信URLから上位2本を自動生成(書き出し・YouTube投稿・素材保存のいずれかをアカウントごとに1回、対象は3時間までの配信)$9/月〜(無料プランあり)
Opus Clip月60分の動画処理$15/月〜
Vrew月120分の音声分析有料プランあり。金額は公式ページで要確認(2026年9月時点で未表示)
2short.ai月30分・全機能$9.90/月〜
CapCutほぼ全機能無料アプリ内で購入(地域と決済方法で金額が変わる)
注意

無料枠の範囲はツールのアップデートで変わることがあります。最新の料金は各ツールの公式サイトで確認してください。

切り抜きAIツールを使う前に知っておきたいこと

切り抜き動画を始める前に知っておきたいこと。ガイドライン、収益化、著作権

切り抜き動画には原則として許可が要る

日本の著作権法にフェアユース(公正利用)の規定はなく、他人のコンテンツを利用するには原則として許諾が必要です。

VTuber切り抜きが成立しているのは、多くの事務所が公式ガイドラインで「条件付きの許可」を出しているからです。代表的なガイドラインの概要は以下の通りです。

  • ホロライブ(カバー株式会社) — 二次創作ガイドラインで切り抜きを許可。収益化もガイドライン内なら可能
  • にじさんじ(ANYCOLOR) — ANYCOLOR二次創作ガイドラインの2025年5月23日改定で、切り抜きチャンネルの事前登録がお願いとして明記されています
  • 個人VTuber — ガイドラインがない場合は、本人に直接確認するのが安全
注意

ガイドラインの内容は変更されることがあります。切り抜きを始める前に、必ず対象VTuberの所属事務所の最新ガイドラインを確認してください。ガイドラインの範囲外の利用は著作権侵害にあたる可能性があります。

著作権とガイドラインについてさらに詳しく知りたい方は「VTuber切り抜き動画の始め方 完全ガイド」の著作権セクションで解説しています。

AIで作った切り抜きも収益化できる

YouTubeの審査を通すには「オリジナルの付加価値」が必要です。

元配信をそのまま切り取っただけの動画は、YouTubeの繰り返しコンテンツポリシーに触れることがあります。字幕を付けていても、独自の価値を足したとは判断されない場合があります。

収益化を通すには:

  • 字幕・テロップはただ付けるだけでなく、強調やツッコミなど演出を加える
  • タイトルとサムネイルにオリジナリティを出す
  • 可能であればコメントや解説を自分の言葉で加える

AIで浮いた時間を、この味付けに回せます。

AIへの丸投げが向かない理由

AIが検出するハイライトは「盛り上がっている確率が高い場所」で、話の前後関係やリスナーとの関係までは読めません。出た候補のうち投稿に使うのは半分ほど、という声をよく聞きます。逆に、自分では気づかなかった場面をAIが拾うこともあります。最終判断は自分で行い、自分のチャンネルに合う本を選びます。

週3本を続けるための手順

切り抜きAIツールを使って安定した投稿ペースを維持するには、作業を「AIに任せるところ」と「自分でやるところ」に分けます。

  1. 配信当日か翌日: AIに配信URLを入れて分析をスタート(5分)
  2. 分析結果の確認: AIが提案したハイライトの中から投稿するクリップを選定(10〜15分)
  3. 仕上げ: サムネイル作成、タイトル・説明文の作成、必要なら字幕の微修正(15〜30分)
  4. 投稿: そのままYouTubeへ出す(5分)

1本あたり合計30分〜1時間。週3本でも2〜3時間で済みます。手作業だと週9〜15時間かかっていたことを考えると、空いた時間をサムネイルの改善やチャンネル運営の検討に使えます。

切り抜きAIツールのよくある質問

はい、無料で始められるツールは複数あります。KIRARIはログインなしで配信URLから上位2本のショートを作れ(対象は3時間までの配信)、Vrewは月120分の音声分析、CapCutは多くの編集機能を無料で利用できます。まずは無料枠で試してみて、自分に合ったツールを見極めるのがおすすめです。

CapCutならスマホだけで字幕付きの動画が作れます。ただし、ハイライトの自動検出(配信のどこが面白いかをAIが判定する機能)に対応しているツールはPC利用が前提のものが多いです。60秒以内のショート動画ならスマホで十分ですが、本格的な切り抜き制作にはPCがあったほうが効率的です。

ツールによりますが、AIでハイライト検出から字幕生成まで自動化した場合、分析の待ち時間を含めて10〜15分程度です。ここにサムネイル作成やタイトルの検討、ハイライトの最終選定を加えると、全体で30分〜1時間ほどが目安です。手作業の3〜5時間と比べると大幅に短縮できます。

ツールや配信の種類によって異なりますが、2026年9月4日に60分の配信をKIRARIに入れたときは6本の候補が出ました。そのまま使えるものもあれば、自分のチャンネルの方向性に合わないものもあります。100%の精度を期待するのではなく、「候補出しの作業が自動化される」と考えると正しい使い方に近いです。

はい、できます。たとえば「KIRARIでハイライトを見つけて、Vrewで字幕を丁寧に編集する」という組み合わせは相性が良いです。KIRARIの強みはハイライト検出、Vrewの強みは字幕編集なので、それぞれの得意分野を活かせます。ただし最初から複数ツールを使おうとすると複雑になるので、まずは1つのツールで一通りの流れを試してから、足りない部分を別ツールで補うのがおすすめです。

ツールによって対応時間は異なります。KIRARIは3時間の配信も1本のまま分析できます。Opus Clipは公式ページによれば入力が最長10時間、Klapは最長4時間です。無料枠では1か月に入れられる分数の上限があるので、長い配信が続く場合は各社の公式ページで上限を確認してください。

まとめ

日本語の配信を切り抜くなら、まず日本語の字幕がそのまま出せるかを見ます。2026年9月4日に同じ60分を入れた限りでは、海外3社の候補はそのまま投稿できる形になりませんでした。英語の対談やポッドキャストが素材なら、Opus Clipが候補になります。同じ60分から39本の候補が出ました(処理は32分)。まずは無料枠で1本入れて、候補の当たり方を見てから決めれば十分です。

切り抜きチャンネルの始め方全般(著作権、収益化、編集の進め方)は「VTuber切り抜き動画の始め方 完全ガイド」にまとめています。

KIRARI
KIRARI 開発チーム
AI切り抜きツール開発

VTuber切り抜きに特化したAIハイライト検出ツール「KIRARI」を開発・運営。配信の分析データをもとに、切り抜き制作の道具を作っています。

KIRARIを無料で試してみる →

参考リンク

YouTube公式

VTuber事務所ガイドライン

著作権

AIツール公式サイト

  • KIRARI — VTuber配信のAIハイライト検出
  • Opus Clip — AI動画クリップ生成
  • Vrew — AI字幕・動画編集
  • 2short.ai — YouTubeショート動画自動生成
  • CapCut — 無料動画編集・AI字幕

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